結局転職を成功させるために、何が必要だったのか

私の転職活動ですが、結果的に2ヶ月間程かかりましたが内定を3社頂くことができまして、退職の意志を伝えてから無事1ヶ月後には新しい職場に移ることができました。短期間でそれなりの結果を出し、自分の理想に近い職場に入ることが出来た理由を、自分なりに3つのポイントで分析をしました。

 


◎悩みを相談できる相手を作ること
転職活動には多大なエネルギーが必要ですし、思った通りに物事が進むといったことはまずありません。

 

その活動の中では多大なストレスがかかりますし、試験と違ってこれといった回答があるわけではありません。客観的に見て自分が正しいことを言っていても、所詮は相性なので、場合によっては相手の気分次第で面接が上手くいかないこともしょっちゅうです。

 

新卒の就職活動次以上に精神的に追い込まれることもありますし、何度も書類で落ちると「自分は他人に必要とされていない人間なのではないか、これまでの社会人生活で自分は何も成し遂げてこなかったのか」など自己否定に走ってしまう人もいるものです。

 

しかしそんなことはありません。

 

社会人として10年近く給料をもらえてきたのですから、絶対に一定の能力はあるのです。

 

自分を信じて活動していくしか無いのですが、そんな時は弱音を吐ける相手、相談に乗ってもらえる相手を作るようにしましょう。

 

最も自分が弱音を吐きやすい相手は親でした。正直彼女にはそんな弱い部分は見せられなかたのですが、親の前では電話で本音を言いました。でも黙って聞いてくれるだけでありがたかったです。

 

友人や同僚でも相談できる人がいるならばどんどん相談しましょう

 

同じ会社から転職していった人にもアドバイスを貰って随分参考になりました。またエージェントも転職経験者を何人も見てきているプロですから、どんどん不安な気持ちを打ち明けてアドバイスを貰うようにしましょう。

 

実践的な解決法でも、単なり気晴らしでも良いです。とにかく自分一人で抱え込むことはないようにしましょう。

参考:転職は誰に相談したらいいのか | 山崎元の転機晴朗 |転職ならDODA(デューダ)

 


◎30代の転職はキャリアを生かせる場所に行かないと良い職場にいけない
キャリアの形成と、自分の経験を活かせる転職先を選ぶというのも、非常に重要なポイントです。

 

やはり10年間近く働いてきて、全く関係のない職種に移るというのは良い選択肢ではありません。

 

新卒と同じスタートラインに立ってやり直すことになりますし、もらえる給料も新卒と同じものを提示されても文句をいえません。むしろ吸収力がないだけ新卒の社員より劣ることもあるでしょう。

 

なにより志望動機や自己PRに全く説得力が生まれません。

 

これまでの仕事でこうしてきたから御社でもその力を活かせる、これまでこういった仕事をしてきたが、この会社でならもっと大きなことを成し遂げ、会社に貢献できるといっても、全くの未経験では嘘八百にしか聞こえないでしょう。そうならないために、今あるキャリアを活かして就ける職場選びをするようにしましょう。

 

キャリアを活かせば元いた会社より大きな会社、待遇の良い会社に行ける可能性も生まれてきますが、未経験の場合は良くて今の会社よりもやや下、最悪の場合は最低の待遇の会社に苦し紛れに応募して採用された、なんてことになることもあります。

 

今更ブラック企業の働くのはまっぴらごめんですから、業界内でも評判の良い会社などを選んでいきましょう。

 

そして自己分析を行い、自分の強みは何か、どうやって困難に立ち向かってきたかなど自己アピールできる点を洗い出していき、面接でもその強みを持って、会社に貢献できることを具体的に言えれば、採用はぐっと近くなります。自分という商品を売り込むと思って、相手を口説くぐらいのつもりで面接には臨みましょう。

 

 

◎場数は踏んでおくに越したことはない
また面接はどうしても緊張しますし、緊張していなかったつもりでも「あの質問にはこう返せば良かった・・・」「これを言い忘れた」という後悔は必ずつきまといます。

 

100%自分を出せた面接というのはなかなか無いですが、訓練を積んでいけば人間少しずつ学習していくものです。

 

中途採用の面接官は、専門部署である人事が一次面接で出てくることが多いですが、2次以降は現場の人間、自分が一緒に働く上司が出てくることもあります。そういった人は面接官としての経験が人事ほどありませんから、面接での質問内容も割とワンパターンです。だから受けがいい回答内容や、ここはこうが言ってはいけないという回答パターンも分かってきます。

 

もちろん臨機応変に対応する能力も必要ですが、場数を踏んでおけば相手の考えることもなんとなくわかってくるので、受けの良さそうな回答を自然と話せるようになります。

 

まあ求人を「もっと良い物がくるかもしれない」とか思ってエージェントに断りばかり入れていると、エージェントも「この人は本気で転職をする気がないな」と判断してすぐに案件を紹介されなくなってしまいます。

 

できるものならば本命企業はできるだけ後回しにして、それほど志望度合いが高くない企業の面接で経験を積んでから受けたいところですが、まあそんなに上手くいくことはないでしょうね。


転職の成功を導き出すために裏技的なものはないと思います。

 

あくまでも基本を守って、その基本が何個守れているかで転職の成否も左右されるのではないでしょうか。やっぱり内定を貰える人は複数もらえますし、もらえない人は全くもらえなくて苦労するものです。

 

漫然と20,30受けるだけでは、本来活躍できる実力を持っている人でも内定がもらえないこともあります。1回1回の反省を次につなげていくようにしましょう。